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ダビスタ96の話 その4

売却価格での能力判定~400万か3100万か、それが問題だ

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ダビスタ96の生産馬判別法の1つに、馬の売却価格と入厩時期をチェックするというものがある。
当時人気だったのが、繁殖牝馬の価格をMAXまであげた状態で、売却価格3100万円かつ超晩成の馬を探し当てるという方法だ。
具体的には、売却価格が3100万円であり、3歳12月4週まで入厩OKのコメントが出ず、1月1日に入厩OKが出れば、かなりのスピード馬ということが確定する。もっと詳細に言ってしまうと、スピードは必ず120(+4)以上となる。

つまり、ダビスタ96プレイヤーが一番ドキドキするのは3100万円の馬が生まれ、12月4週で「入厩OK」が出るのか、それとも出ないのかという瞬間。
12月4週で「順調に~」などのコメントが出れば、それだけで脳汁がブシャーとなるのだ。

で、この3100万円の判別法はかなり流行したが、さらに上で絞り込む判別方法も開発された。
それが、繁殖牝馬レースに出走せずに繁殖にあげる方法だ。すると、生産馬の売却価格は大きく下がる(能力は変わらない)。この状態で、売却価格400万円かつ1月1週デビューの馬を探すというものである。

すると、スピードが125(+5)以上の馬が判別できてしまう。
一部では流行したが、結論を言えばこの方法はマズかった。300万円未満を切っていくと、ソルトレイク(126/124/98/99/3)のような超大物を見逃してしまうからだ。

幸い、ソルトレイクの生産者ボルジア師は、300万でも育成していたため、ソルトレイクは世に出ることができた。しかし、400万にこだわり大魚を逃してしまった生産者もいるかもしれない。


ビデオ生産~こいたアダプタの脅威

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ダビスタの生産を手助けするツールとしては、指定の順番でボタン操作ができるコマコン(コマンドコントローラー)が有名だが、その一歩進んだツールとして「こいたアダプタ」というものも存在した。

こいたアダプタはパソコンとスーパーファミコンを接続し、パソコンから直接スーファミを操作できるというシロモノ。「こいた」さんによって必要なパーツや配線図が公開されていた(確か……)。

こいたアダプタは、種付けから名前付け、価格確認までの連続コマンド入力はもちろん、パソコンのテキストファイルからのパスワード自動入力も可能という恐ろしい機能を持っていた。


さらに、こいたアダプタの真価は「ビデオ生産」によって発揮される。

その前に、ダビスタ96の馬の能力決定処理について解説が必要だろう。
ダビスタ96の場合、ゲーム開始から種付けまでの時間で馬の能力が変わっていく。例えば、ターボファイルから読み込み、正確に10秒後に種付けした場合、最後ターボファイルから読み込ませて10秒後に種付けをすれば、まった同じ馬が生まれる。ゲームのTASによる乱数調整みたいなものと考えてよい。

こいたアダプタはパソコンから操作ができるので、プログラム側から種付けまでの時間をわずかに、かつ正確にずらしていき、売却価格判定まで進めていくことが可能。ポイントは、馬の名前もずらした時間によって「ああ」「あい」「あう」のようにずらしていくことで、これにって、時間をどれだけずらしたら3200万の馬が生まれるということがわかるようになるのだ。

ここまで準備ができたら、あとはこいたアダプタを実行し、種付けから売却価格までの様子をビデオで録画していけばよい。数時間録画をしたらビデオを早送り再生し、3200万円の売却価格の馬の名前をチェックし、こいたアダプタで再現させればよいのだ。

この方法は、ROM内のデータは一切操作していないし、覗いてすらしていないので、不正な生産にはならないだろう。
それにしても、ここまでの方法を考えるとは当時のヘビープレイヤーには恐れ入る。

(手っ取り早くPARなどで内部数値を直接見ていた人も多いだろうが……)

もうちょっとだけ続く

 

 

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