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2017年現在もっとも将棋が強いプロ棋士は誰?

現時点で最強のプロ将棋棋士は誰だろうか?

 

一般人「藤井四段!」

確かに強い。鬼神のような強さで華もある。すでにプロ棋士の上位クラスにいると思われる。しかし、一級線に対してはまだどうだろうか。

 

将棋を知ってる一般人「羽生名人!」

羽生棋聖も別格の強さ。過去100年間なら最強と言えるかもしれない。
しかし、現在は名人位ではなく、タイトルは棋聖のみ。年齢も47歳となり、全盛期から明らかに衰えている。衰えつつもタイトルは維持し、一級線でいることが羽生の恐ろしいところであるが。

 

ライトな将棋ファン「佐藤名人!」「渡辺竜王!」

所持タイトルの格でいえば、佐藤名人と渡辺竜王は有力な候補だろう。

佐藤名人は今がまさに全盛期。羽生から名人位を奪い、勢いのある稲葉の挑戦も退けて防衛。ミスのない盤石の強さ。貴族風の出で立ちでキャラクターも立ってる。

渡辺竜王は棋王のタイトルを持つ、現在唯一の二冠。堅い守りから細い攻めをつなげる技術は超一級品。ついでに言えばトークの上手さも超一級品。昨年の三浦九段冤罪事件でちょっと名を落としてしてしまったのが残念だが。

 

前提条件無視派「Ponanza!」

棋士ではないのでアウト~! しかし、Ponanza、elmoなどのコンピュータソフトの実力は、プロ棋士を遥かに凌駕している。絶対に表舞台ではやらないだろうが、角落ちでPonanzaに勝てる棋士すらほとんどいないであろうレベルにまで差はついてしまっている。アマトップでは2枚落ちすら厳しい。

 

レーティング派「豊島八段!」

はい、正解!
プロ棋士レーティングで堂々の1位に立つ、豊島八段こそ、現最強棋士なのだ。

将棋ブームにありながら、豊島八段の知名度は一般的に低い。タイトル戦には3回登場するも獲得なし。しかし、将棋ファンの間はデビュー以前から有名で、一時は小学生プロ棋士になるのでは? と期待されたほど。デビュー後も将来のタイトル間違いなしと期待されていた。そして、2017年現在、実力は一歩抜けた存在になりつつある。


豊島八段の名前が少し話題になったのが、2012年NHK杯のインタビューで佐藤紳哉七段が放った「豊島? 強いよね?」発言。


(将棋) 佐藤紳哉のヅラインタビュー


佐藤七段「豊島? 強いよね。序盤、中盤、終盤、隙がないと思うよ。」

この対局でも豊島八段は隙なく勝利。


2014年には、コンピュータ将棋ソフトと対局する将棋電王戦で、YYSYSSに圧勝。数少ない対将棋ソフトに勝利した棋士となる。

先手豊島八段、後手YSS

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現在では無理筋とされる2一角からの攻めを敢行して快勝!


そして、2017年度の豊島八段の成績が以下のとおり(10/15現在)

4月12日 ○ 飯塚祐紀
4月12日 ○ 森内俊之
4月20日 ● 菅井竜也
4月26日 ○ 藤井猛
5月 9日 ○ 渡辺明
5月22日 ○ 佐藤天彦
5月24日 ○ 行方尚史
5月31日 ● 阿久津主税
6月 4日 ○ 森下卓
6月14日 ○ 阿久津主税
6月23日 ○ 行方尚史
7月 7日 ○ 山崎隆之
7月11日 ○ 佐々木大地
7月21日 ○ 羽生善治
8月 2日 ● 羽生善治
8月20日 ○ 糸谷哲郎
8月24日 ○ 藤井聡太
8月26日 ○ 脇謙二
8月26日 ○ 富岡英作
8月30日 ○ 佐藤康光
9月17日 ○ 木村一基
9月22日 ○ 稲葉陽
9月28日 ○ 森内俊之
10月 1日 ○ 深浦康市
10月 6日 ○ 佐藤天彦
10月11日 ○ 斎藤慎太郎
10月14日 ○ 広瀬章人

強豪ばかり相手にして24勝3敗の圧倒的な成績。藤井四段の勝率すら上回る。

10月14日の叡王戦の予選では、A級棋士の広瀬相手に以下の局面からわずか13手で投了に追い込む。すさまじい強さ。

先手広瀬八段、後手豊島八段

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↓ 3三角打ちから7七玉、6七歩成、同玉、9九角成、4四歩打、8七歩成、同金、から6六馬! 同玉、8七飛成で広瀬投了。

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豊島八段には今後タイトルを複数獲得して、一部将棋ファン(自分含む)の豊島最強論をまごうなきものにしてほしい。

  

※将棋ファンの方、ついでにどうぞ!

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