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PS版ダビスタの思い出 その1

1997年の夏。
プレイステーション(PS)版「ダービースタリオン(ダビスタ)」が発売された。

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今では考えられないことだが、ダビスタの特集をゲーム雑誌だけでなく、競馬雑誌も数ヶ月に渡って大々的にするなど、ダビスタの人気は頂点を極めた。

ダビスタシリーズは2から始めて、96から本格的にのめり込んでいた湯一路であるが、PS版ダビスタは文字通り人生を変えたゲームとなり、非常に感慨深い。
その一方で、96はその後もエミュレータなどで楽しんでいたので比較的記憶に残っているが、PS版ダビスタは21世紀以降まったく遊んでいないので、あいまいな点もある。できる限り調べては書くが、配合理論などで間違いがあってもご容赦いただきたい。

 

※前バージョンであるダビスタ96の話は以下からどうぞ

onsen222.hatenablog.com

 

 

コンビニ・デジキューブで発売日深夜購入

当時は人気ゲームはコンビニにあるデジキューブで予約購入することが一般的で、自分も近所のコンビニに日付が変わってすぐに訪れ、手に入れたことを強烈に覚えている。
友だちの「おさ」の分も一緒に2本買ったが、おさに買えたことを報告すると、飛んできたことを覚えている。

デジキューブのCM。人気ゲームを大手家電店で並んで買う必要がなくなった。2006年に破産。

 

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懐かしのPS版ダビスタのパッケージ。

最強馬を作ることがダビスタの究極の目標

ダビスタの魅力はいくつもあるが、自分も含めて多くのコアなユーザーの目的は
GIを勝つことでも、三冠を達成することでも、凱旋門賞を勝つことでもなく、
「ライバルに負けない最強馬をつくりあげること!」
である。
競馬雑誌はこぞってダビスタのBC(ブリーダーズカップ。馬を持ち寄ってレースができる)を開催していたし、ダビスタの大会は公式を含めてたくさんあり、舞台には事欠かなかった。
また、パソコン通信のニフティサーブやインターネット上で個人的にBCを開催する人もいた。

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競走馬のパスワードを入力して、BCで全国の猛者とレースができる。

 

オフ会で名前変え理論をいちはやく知る

PS版ダビスタが発売されて数日後。
ダビスタ96時代にニフティで知り合った「アブ友の会」の猛者たちで集まり、情報交換をおこなった。
そこで、さたんさんが驚くべきことを口にする。

「種付けをしたあとにセーブすると、スピード・スタミナ以外のパラメータで固定され、名前の頭文字でスピードとスタミナが決まる」ということだ。

これはいままでのダビスタシリーズではなかった現象だ。
さっそくオフ会の場にあった数台のプレステを総動員して試してみたが、確かにそのとおり。
ニフティのフォーラムにも出ていなかった情報で、「これはスタートダッシュができるかも」と期待した。
しかし、すぐに名前変え理論として広まることになり、優れたパラメータの馬が生まれたら、頭文字をすべて変えて試すということが、PS版ダビスタの生産法方のセオリーとなる。

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誕生したときの名前の頭文字でスピードとスタミナが決まる謎システム。結果的にパラメータの揃った馬が生まれやすくなった。最終的な名前は入厩時に変更できる。

BCレベルで勝つためには軽量であることが絶対条件に

もう1つ、PS版ダビスタから導入され、最強馬生産に大きく影響を与えたトピックスがある。
それは、馬体重が軽いほどBCで有利ということだ。
正確には、馬体重が軽いと反応がよいがバテやすく、重いとズブいが粘れるという感じだったと思うが、最強馬クラスになるとズブいというデメリットは大きすぎ、450kgを越えるような馬はどんなに能力が高くても話にならない、ということになってしまった。
馬体重の問題は当時賛否両論があったが、自分はどちらかというとアリな方で、馬体重も能力の1つと考えればそれもありかな、と考えていた派である。

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ダビスタでは馬によって理想馬体重が決まっており、理想馬体重が低いほどBCで有利だった。400kgを切っていればかなり優秀。最低は380kgだった。

 

 

 

次回はこちら

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